子供たちやお年寄りが喜ぶ街づくり
もっと自由でいい もっとラフでいい
子供たちがよろこぶ街。
お年寄りがよろこぶ街。
どんな街でしょう?
実はとっても共通しているように思うんです。
遊具がたくさんある整備された公園?
エアコンのきいた設備の整った学校?
バリアフリーの綺麗な老人福祉施設?
最新の検査設備が整った総合病院?
私たちが子供だった頃は、これらの施設は一つもなかったけど、毎日楽しかった。
近所のおじいちゃんおばあちゃんも元気だったと思います。
第1のキーワードは、やっぱり「自然」
単なる「緑」ではなくて、そこに居る植物、動物、昆虫などの生き物との「交流」
遠賀川の土手に牛が放牧されていた!なんて、想像できますか?
田んぼのレンゲやシロツメクサ、蛙にカブトエビ、ザリキン(ザリガニ)!
フナにライギョにナマズなど、そんなことが楽しかった。
機械で綺麗に刈られた土手を見るたびに、そこまでする必要があるのか?と思います。
農薬や化学肥料の影響で、田んぼの生き物も居なくなったなあ。
子供たちがワクワクできるところが、どんどんなくなっている気がします。
第2のキーワードは、「交流」。
自然との交流もそうだけど、人と人の「交流」がなくなってきた。
昔は、近所に駄菓子屋さんがあって、そこには、おばあちゃんがいました。
ワクワクしながら、10円でくじを引いて、「ハズレ」や「当たり」で一緒に悔しがったり喜んだり。
お店の「お手伝い」をしたら、ジュースをオマケしてくれる、たこ焼き屋のおばあちゃん。
近所にも、怖いけど優しいおじいちゃんやおばあちゃんが、そこここに居ました。
そうした何気ない日常の「交流」が子供にとっても、お年寄りにとっても、元気になっていく活力になっていたと思います。
子供たちとお年寄りが日常的に交流できる所。
ともに喜び、ほっこりできる時。
それは施設や設備じゃないよね。
学校や病院を忘れられる「交流」が、もっといっぱいあったら。
お互いの存在を喜び合える場所や時がもっといっぱいあったら。
そんなことが、子供たちやお年寄りがよろこぶ街づくりの第1歩になると思います。